星期五, 12月 07, 2007

強き「唱題の力」「語る力」で勝て

 戸田先生は女子部に指導された。
 「学会は(中略)世界最高の哲学を基礎として、民衆に幸福を与えるのであります」
 「それも、ことごとく若きみなさんの力によってなさねばならぬと確信するのです」
 「みなさんの責任は、重かつ大であると思うのであります」
 私も同じ心境である。
 また、インド独立の父ガンジーの言葉を、青年部に贈りたい。
 「自分の心を統御したら、森の王ライオンのように叫ぶことができます。その咆哮で敵となっていた者の心は裂けてしまいます」(田中敏雄訳『真の独立への道』岩波文庫)
 「百獣の王」の咆哮。それは広宣流布の戦いでいえば、「唱題の力」であり、正義を「語る力」であるといえよう。
 逆に、学会の恩を受けながら、仏法に反し、同志を裏切った者は、師子吼によって悪心を切られる。謗法によって心が裂けた者は、”生ける屍”のようになってしまうのである。
 昭和25年の年末、新橋駅近くの食堂で、戸田先生から、広宣流布の新聞を発刊しようとのお話をうかがった。これも忘れがたい思い出の一つである。翌年4月、聖教新聞を創刊。聖教新聞は戸田先生と私を中心に、師弟の手作りで始まったのである。
 また、皇居のお堀端を先生と歩いていて、雨が降ってきたことがあった。
 そのときは傘もなく、タクシーもなかなか来なかった。「二人で雨に濡れていこう」と歩いた。先生は、「あそこにマッカーサーがいるんだ」と指を指された。
 GHQ(連合国軍総司令部)本部の入っている、立派なビルである。
 当時の学会は、立派な車もない。むろん、大きな建物もなかった。先生の事業も、最も苦しい時だった。しかし、私は申し上げた。
 「私が働いて働いて、いい車を用意します。必ずビルも建てます。それまでは、どうか、長生きをしてください」
 先生は、ニッコリと笑っておられた。
 今、私が先生にお約束した通りの学会になった。創価学会は、激動の社会に輝く「勇気と希望の光」である。後継の皆さんの使命は、皆さん自身の想像よりもはるかに大きいということを、申し上げておきたい。

広布第2幕第3回全国青年部幹部会各部合同協議会での名誉会長のスピーチ㊤引用
(2007年12月3日聖教新聞掲載)

星期三, 12月 05, 2007

Buddhism for you -- Prayer 6

We have to make a determination, pray and take action.
Unless we do so, our environment will not change in the least.

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I am devoted to none but Truth and I owe no discipline to anybody but Truth.--Mahatma Gandhi

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The purpose of Nichiren Buddhism is to enable us to realize victory in life.
The fact that our prayers are answered is proof of the correctness of this teaching.

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Prayer in Buddhism deepens and expands our common sense regarding the affairs of dairy life and the world.
It reveals the Law of life that we need to follow in order to become happy.

星期二, 12月 04, 2007

本物よ出でよ

 今や、世界の心ある知性の人々が、創価学会を正しく評価し、讃え、守ってくださる時代になった。
 しかし、この麗しき民衆の団結を見下し、嫉妬の中傷を浴びせる人間もいる。増上慢の反逆の輩も出た。
 そうした人間とは、断じて戦うことだ。
 先ほど、男子部の諸君に、師子の像をお贈りした。
 「青年よ。師子となれ!」
 こう私は申し上げたい。
 本物の師子は今、いったいどこにいるのか。
 戸田先生は言われていた。
 「師子になれ。本物の師子にならなければ、広宣流布はできない。そうでなければ、栄誉栄達のための幹部になってしまう。学会はつぶれてしまうぞ」
 必要なのは「師子」である。一人になっても、正義を叫び切る「師子」である。
 学会の前進を支えてくださっている婦人部、女子部の皆様である。
 それを分からず、見栄っ張りで、陰で偉ぶり、「いざ戦い」となると、逡巡して、勝負することができない――そんな情けない人間に、なってはならない。
 師子となる。
 師子を育てる。
 これが広宣流布の極意であり、創価学会の使命である。
 私は一人、師子として戦ってきた。広宣流布を妨げ、戸田先生に悪口を浴びせる勢力とは、相手がだれであれ、一人で乗り込んででも戦った。
 青年部の諸君は、勇気を出してもらいたい。師子となっていただきたい!

――広布第2幕第三回全国青年部幹部会
   各部合同協議会での名誉会長のスピーチ㊤引用
   (2007年12月3日聖教新聞掲載)

Buddhism for you -- Prayer 5

There may be times when you grow impatient and anxious because it seems like your prayers will never be answered.
But all prayers that lead to your happiness will definitely be fulfilled.
There is absolutely no mistake about this.

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By praying, we can cleanse our lives of negativity and illusions.
We can push everything in the direction of happiness.

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There are two kinds of benefits from our prayers, those that are immediately apparent, or conspicuous, and those that we cannot see right away, or inconspicuous.
Inconspicuous benefit is the focus of Nichiren Buddhism, for it is what brings real happiness.

星期一, 12月 03, 2007

信心の苦労が最も尊い

 仏法の世界は「平等大慧」である。特別な人はいない。皆が本来、仏である。皆が尊貴である。
 そのなかでも、私たちは、信心強く、広布のために苦労して戦う人を、最も大切にするのだ。
 万が一にも、社会的な肩書や立場、名声や人気などを重んじて、真面目な学会員を軽んずるようなことがあれば、清浄無比なる和合僧を破壊してしまう。
 後世のために、あえて、この点は厳重に戒めておかねばならない。
 釈尊の弟子の一人である耆婆は、名医であった。
 多くの難病を治療し、「医王」と讃嘆された。開腹手術や開頭手術も行ったと伝えられている。大国・マガダ国の大臣ともなり、社会的地位や名声も、大変に高かった。
 彼は反逆の提婆達多と戦った。また、阿闍世王を釈尊に帰依させてもいる。
 その耆婆が、ある時、師匠である釈尊と仏弟子たちを家へ招いたことがあった。
 しかし耆婆は、もの覚えが悪く、愚鈍とされている須利槃特だけは、わざと招かなかった。耆婆は須利槃特をバカにしていたのである。
 釈尊は、大切な弟子を見下す、耆婆の傲慢を戒めた。
 皆、かけがえのない尊貴な弟子ではないか。それがわからず、仏弟子を見下す者こそ愚かであり、自分自身を傷つけているのである。
 師の厳愛に、耆婆は目を覚まし、激しく後悔する。そして、同志とともに、師の広大無辺の境涯に学び、偉大な使命の生涯を全うしていったのである。
 創立の父・牧口常三郎先生がよく拝された御聖訓に、「上根(機根の優れた人間)に会っても、自分を卑下してはならない」「下根(機根の劣った人間)に会っても、憍慢になってはならない」(御書466㌻、通解)という一節がある。
 この御文を通して、牧口先生は言われた。
 「名門の人や、高位高官だからといって、へつらうのも法を下げる。
 いばって、信用をなくすのも法を下げることになる」と。
 戸田先生もまた、「傲慢」「慢心」を幾度となく戒めておられた。その一端を学び合いたい。
 「真の信仰にめざめたわれわれは、福運を消し、自分自身を破壊させる慢心の振る舞いだけは、けっしてあってはならない」
 「腹の中で学会員を小馬鹿にしたり、大した人間でもないのに自分を偉そうに見せたり、尊大ぶる愚劣な幹部もいる」
 「学会員を馬鹿にする者は誰であろうと、私は許さない!」
 「和合僧を尊重して、我見や増上慢の幹部や議員を叱り飛ばし、異体同心の理想的な広宣流布の前進へと戦う人こそが、信心強盛な仏法者である」

――婦人部最高協議会での名誉会長のスピーチ㊤引用
(2007年11月27日聖教新聞掲載)

Buddhism for you -- Prayer 4

There is a marvelous Buddhist principle that teaches that the living, through their prayers and actions, can pass on to their deceased friends and loved ones the benefit of the good causes they have accumulated.

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Prayer functions like the sun.
It serves as the light that illuminates the darkness of suffering.

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Those of you who have problems or sufferings, pray earnestly!
Buddhism is a deadly serious win or lose struggle.--Josei Toda

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The religious spirit is a kind of mental capacity that turns nihilism into a bright future and despair into hope.