星期六, 9月 15, 2007

強くなれ!親孝行の人に

創立者の池田名誉会長
修学旅行中の関西創価小学生を激励

 「ワー!池田先生!こんにちは!」
 創立者の池田名誉会長が13日午後、修学旅行中の関西創価小学校の6年生を東京・信濃町の聖教新聞本社で激励した。
 6年間の宝の思い出を胸いっぱいに抱いた関西創価小25期生111人。
 その列にゆっくりと近づいて、やさしい眼差しを注ぐ創立者。
 「みんな、いい顔をしているね」
 「偉くなりなさい」
 「強くなりなさい」
 「応援してるよ」
 「親孝行するんだよ」
 「頑張れ、頑張れ」
 「お父さん、お母さんに、よろしくね」
 創立者の大きな手が、児童の小さな手を握りしめる。
 力強く、何度も、何度も。
 ――関西小の友には、”池田先生にお会いしたら絶対にお伝えしたい”と思っていたことが山のようにあった。
 勉強に挑戦した。クラブに頑張った。
 友だちを、後輩を、大切にした。
 読書を、行事を、委員会活動を、長い電車通学を、やり切ってきた。
 どんなに、つらいときも、負けなかった。
 心の中に、いつも笑顔で励ましてくれる創立者の存在があったからだ。
 今、夢に見た先生が目の前にいる。
 「先生!ありがとうございます・・・・・・」と叫んで、あとは、声にならなかった。
 「分かっているよ。みんな分かっている」「泣いちゃいけない」
 創立者は、一人一人を胸の中に、がっちりと抱きかかえた。
 ほっぺたに、やさしく手をあてた。
 この6年間の愛弟子の大成長を労い、ほめ讃えるかのようであった。
 そして、声を振りしぼって報告する友に、うんうんと、うなずき、一言一言、励ましを。
 「よく頑張ったね」
 「大きくなるんだよ」
 「絶対に負けてはいけないよ」
 「世界一の人になるんだよ」
 「忘れないよ。絶対に忘れないよ」
 「体は大丈夫かい」
 「(眼鏡をかけた人に)目は大丈夫かい」
 「先生が祈っているからね。心配ないよ」
 「お父さん、お母さんを大切にね」
 「お母さんを海外に連れていってあげてね」
 一人一人の瞳をじっと見つめて。一人一人の無限の可能性を信じて。
 日焼けした児童の顔には、キラキラと大粒の涙が流れ伝わっていた。
 全員に言葉をかけたあと、創立者は、マイクをとって、こう呼びかけた。
 「みんな、どうもありがとう!この中から、ノーベル賞をとる人も出ます。必ず出ます。そうなるように、先生も祈るからね」
 「お父さん、お母さんによろしくね。先生も心から祈っていきます。ご一家の幸せのために」
 「人生は、最後に幸せになればいいのです。途中は、いくら貧乏でも、大変でもいいのです。最後です。最後に幸せになるのです。勝利者になるのです。必ずなれるよ!いいね!ではまた、お会いしましょう!」
 別れの車中からも、大きなクラクションを鳴らして、最後の最後まで、エールを贈る創立者。
 「池田先生、6年間ありがとうございます!」
 「先生、立派な弟子になります!」
 「先生と奥様のご健康を祈っています!」
 未来の大指導者たちの心に、原点の出会いが刻まれた。
 このあと、創立者は教職員に、「私の魂であり、最高の宝である関西創価小学校をよろしくお願いします」と伝言した。
 東京創価小学校の教職員と児童も、この日の出会いを、ともに喜んだ。
 関西創価小学校の一行は、同日、本社の言論会館で「大樹の集い」を開催。
 さらに14日、八王子市の創価大学を訪問し、創大のお兄さん、お姉さんたちと心通う交歓のひとときを過ごした。

(2007年9月15日聖教新聞掲載)

星期五, 9月 14, 2007

與自然對話--8


Buddhism for you -- Determination 10

Strengthen your resolve more than ever.
Ice is made of water, but it is colder than water.
Blue dye comes from indigo, but when something is repeatedly dyed in it, the color is better than that of the indigo plant.
The Lotus Sutra remains the same, but if you repeatedly strengthen your resolve, your color will be better than that of others, and you will receive more blessings than they do.--Nichiren

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Mahatma Gandhi stressed the importance of being resolute in one's determination.
He asserts that someone who makes halfhearted pronouncements is either arrogant or cowardly.

弟子の戦いをただ事でないと

 ここで御書を拝したい。
 大聖人の御在世、最愛の子どもを失うという悲しみを乗り越え、懸命に信仰を貫いていた夫妻がいた。この夫妻を大聖人は、最大に讃えられた。
 「あなた方は、人々が皆、憎んでいる日蓮のことをふびんと思われて、このように、はるばると、山の中まで種々のものを送ってくださいました。それも、一度や二度のことではありません。これは、ただごとではない。ひとえに、釈迦仏が、あなた方の身に入り替わられたのでしょうか」(御書1397㌻、通解)
 大聖人は、門下の信心の素晴らしさを、また、師匠を守る「弟子の戦い」を「ただごとではない」と讃嘆しておられる。よくよく銘記したい御文である。
 戸田先生は叫ばれた。
 「一番大事なのは、弟子である」
 このとき、その場にいた者は、皆、シーンとして厳粛な空気が流れた。
 さらに先生は言われた。
 「弟子で未来が決定する。弟子が偉いから、師匠が仰がれるのだ」
 先生の一番の急所の指導であった。
 これが人生の真髄である。これが仏法の真髄である。
 この戸田先生の師子吼を、私は、わが青年部に、そのまま贈り託したい。
 「師匠」と「弟子」という仏法の厳粛な関係を明快にし、教えたのが創価学会である。師弟が仏法の縮図である。
 慢心の人間には、この師弟が分からない。ゆえに、仏法が分からない。
 どれほど、私が、戸田先生にお仕えしたか。
 私は、もともと肺を患い、体が弱かった。
 それを心配され、戸田先生は、「私の命を代わりにあげたい」と言ってくださった。
 そして、私の義理の父母もいる前で、「大作は、三十まで生きられないだろう。残念だ。学会のために、苦しめてしまった。申し訳ない」と落涙された。そういう師弟であったのである。

-新時代第10回本部幹部会での名誉会長のスピーチ
(2007年9月12日聖教新聞掲載)
 

星期四, 9月 13, 2007

Buddhism for you -- Determination 9

It's perfectly all right for youth to cherish dreams that may seem almost too big.
What we can achieve in a single lifetime is always but a fraction of what we would like to achieve. So if you start out with expectation that are too low, you'll end up not accomplishing anything at all.--Josei Toda

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The moment we deceide "It's no good, I can't do it ," this becomes a self-fulfilling prophency.
From that instant, we negate any chance of succeeding.

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Running away from things you find unpleasant is what causes suffering.
But if you face and challenge such situations, they will enrich your life.

信仰そこ魂は目覚める

 ここで、世界の哲人の言葉を贈りたい。
 イギリスの詩人バイロンは叫んだ。
 「わが魂よ、めざめよ!思ってもみよ、『何びと』を経て、わが生命の血が、その源の泉から流れてきたかと そして、ましぐらにその源へもどれよ」(阿部知二訳『バイロン詩集』小沢書店)
 目覚めよ!源へもどれよ--詩人は劇のごとき人生の最後に謳った。
 究極的には、信仰でしか、魂は目覚めない。
 大いなる魂の源--それこそ、仏法なのである。
 古代ローマの哲学者ボエティウスは綴った。
 「お前たちは何故お前たちの内にある幸福をお前たちの外に求めるのか」(畠中尚志訳『哲学の慰め』岩波書店)
 まさに仏法に通ずる。賢者の言葉には、真実の智慧が含まれている。
 そして、イギリスの大歴史家トインビー博士は言った。
 「人間が精神的に成長するためには、ある程度の苦難の経験が必要なのではあるまいか。そういう苦難の体験なしに、人間は果たして成長しうるだろうか」(黒沢英二訳『現代人の疑問』毎日新聞社)
 その通りだ。苦難の体験なくして人間の成長はない。勝利はない。
 悩みや迷いと戦うこそ、自身の境涯を大きく広げられる。「煩悩即菩提」である。喜び勇んで、がんばろう!
 大聖人の仏法を学び、幸福の哲理を人々に広げゆく私たちは、世界一の哲学者なのである。尊き仏の集いなのだ。
 私たちは、この無上の誇りに満ちあふれ、朗らかに、勝利の歌声を響かせていこうではないか。

新時代第10回本部幹部会での名誉会長のスピーチ
(2007年9月12日聖教新聞掲載)

星期三, 9月 12, 2007

Rendezvous with Nature -- 7

Mt. Fuji, Japan (1997)

Mount Fuji and the Poet (excerpt)

Here is a poet
a poet singing of the magnificent symmetry of Fuji

Fuji, forgive me tonight for no reason
tears keep coming as I gaze up at you

A poet weeping
gazing up at the loftiest of the earth with its light of perfection

Calm days,like a dream in the empty sky,clouds born from it,Fuji the object of love --life burning deep within him,in the flux of the Great Art,here is a poet enamored of Fuji
Daisaku Ikeda

Buddhism for you -- Determination 8

The good cause you accumulate through Buddhist practice will manifest without fail in this existence.
You will develop a totally unrestricted, magnificent state of life in exact accord with your inner determination.

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There is no more fulfilling existence than one in which we--each with a precious and indispensable mission--lead active lives, surmount various difficulties and forge our way to a new hope-filled future.

御書根本こそ”勝利の源泉”

 御書の研鑽について、戸田城聖第2代会長は、御書全集の「発刊の辞」のなかで「剣豪の修行を思わせるが如きその厳格なる鍛錬は、学会の伝統・名誉ある特徴となっている」と述べています。
 教学の目的は、御本仏である日蓮大聖人の御心を心肝に染めることにあります。求道心を持って取り組む姿勢が何よりも大切です。
 
(2007年9月11日聖教新聞掲載)

星期二, 9月 11, 2007

Buddhism for you -- Determination 7

The determination to win is the true revolutionary spirit.
It is the fundamental spirit of faith.
Some people may be destined to fight while filled with a sense of isolation and loneliness.
Some may strive in tears, confronting bitter challenges.
But the vital thing is that we fight through to the very last step of the journey!
That is the secret to a noble life crowned in glory and triumph.

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The essential thing is a great resolve to attain the way.--Nichiren

世界桂冠詩人は謳う

今日の戦いの 結果はどうか
ただ頑張った 私らしく――

明日の前進の 準備はよいか
大丈夫 千里の道を進まずして
着くわけがない
明日の向上の 心構えは 確信はよいか
大丈夫 山に登らずして 頂は望めぬ
明日の建設の 信念はよいか
大丈夫 一日の建設をなさずば
次の完成はない

「反省より」1950年作


「今日は、何を読んだか」との恩師の問いに、若き直弟子は答えた。
「ゲーテの全集を開きました」。戸田大学での薫陶が世界桂冠詩人を作った。22歳の作。

(大百蓮華2007年9月号掲載)

星期一, 9月 10, 2007

與自然對話--7


Buddhism for you -- Determination 6

The spirit of Buddhism is completely summed up in the words action and practice.
The Lotus Sutra is a scripture to be practiced.
Its teaching are meant to be put into action.
Nichiren Buddhism is not a teaching of quiet contemplation and meditation; it is a teaching of action.

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The human heart is like water that assumes the shape of whatever vessel it occupies, and the nature of beings is like the reflection of the moon undulating on the waves.
Now you insist that you will be firm in this faith, but another day you are bound to water.
Though devils and demons may come to tempt you, you must not allow yourself to be distracted.--Nichiren

SGI世界青年平和宣言を採択

 戸田第2代会長の「原水爆禁止宣言」50周年を記念し、横浜で行われた「SGI世界平和会議」(8日、神奈川文化会館)は、世界の池田門下生が核廃絶へ決起する集いとなった。会議で採択された「SGI世界青年平和宣言」などを紹介する。

 創価学会第2代会長・戸田城聖先生による歴史的な「原水爆禁止宣言」が、ここ横浜の地で師子吼されてより50星霜。
 「世界の絶対的尊厳」に基づく、この偉大な平和思想は、恩師・戸田先生の一切を受け継いだSGI会長・池田先生の、文明間を結ぶ54ヵ国・地域に及ぶ海外訪問、1600回を超える識者との対話、「SGIの日」記念提言をはじめ数々の具体的な提言などを通して、今や、全世界に広がりました。
 私たちSGI青年部は、池田先生直結の後継者である誇りと責任を胸に、師匠の平和思想と行動を永遠に広めゆくことを誓い合い、ここに「SGI世界平和宣言」を採択します。

一、私たちSGI青年部は、「生命を第一の宝」と説く仏法思想を高く掲げ、互いに深く団結し、すべての戦争・暴力に断固、反対するとともに、核兵器をはじめ、あらゆる非人道的な兵器の廃絶を目指し、「地球平和」の実現のために先駆する。

一、私たちSGI青年部は、「あらゆる生命に尊厳を見いだす」仏法思想の実践者として、一人の人間に秘められた無限の可能性を信じ抜き、自らを人間革命していく努力を生涯、貫くとともに、すべての者の人権を尊重する行動を通して、自然環境との調和を含めた「平和の文化」の創造に全力を尽くす。

一、私たちSGI青年部は、「他者との対話を尊重し」「積極的に社会の問題にかかわっていく」日蓮仏法の精神に基づき、他の思想・宗教の人々とも対話しつつ、人類が抱える諸問題と真摯に向き合い「すべての民衆の幸福」を勝ち取るため、着実に、また粘り強く地球的問題の解決に取り組んでいく。

(2007年9月9日聖教新聞掲載)