星期一, 9月 03, 2007

学んだことは話せば身につく

 創価学会は、どこまでも御書根本である。
 思えば、60年前の座談会で、戸田先生に最初にお会いした折も、先生は御書の「立正安国論」を拝して、お話をされていた。
 この秋には、伝統の教学部任用試験も行われる予定である。
 皆で真剣に御書を拝し、「行学の二道」に励んでまいりたい。
 戸田先生は言われた。
 「学会の教学では、御書を、身・口・意の三業をもって拝するのです。御文に『声仏事を為す』と仰せのように、仏法で学んだことは、どしどし、口に出して話しなさい。そうすれば、やがて身につくものです。」
 先生は「観心本尊抄」の講義に際し、仰せになられた。
 「たとえ、いかほどに観心本尊抄の研究や勉学を積むといえども、肝心の御本尊に対する信仰と感激と広宣流布の決意がなければ、まったくその深意に到達しえないのみか、かえって懶惰懈怠の徒となり、謗法の徒輩となって無間地獄に沈むのである。じつに誡心すべきことである」
 まことに重大なご指導である。
 さらに先生は、こうも語られた。
 「御書には、一字一句にも、大聖人のお心が込められている。それを心から一句でも読めたら偉いものだ。私は心から拝して講義をしている」
 「御書を分かろうとするんじゃない。大聖人の御精神に触れて感動することだ。そうすれば、昔、習ったことを思い出すようになるんだ。諸君も必ず過去世に習ったのだから!だから、この御書を感動しないで教えても、それは講義にならんぞ」
 「剣豪の修行」のごとき真剣勝負の心をもって、御書を学んでいくことだ。


信越最高協議会での名誉会長のスピーチ㊦
(2007年9月2日聖教新聞掲載)

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