戸田先生は叫ばれた。
「青年部の諸君は、一人一人が師子となって、千万の敵と戦い、勝利する者である。これが本陣の青年である。青年が歴史を変えよ!」
「青年の時代だ。青年に一切を託す。
青年は死にものぐるいになって、勝ち抜く力をつくりあげよ!」
当時、私は青年部だった。すべて、先生のおっしゃる通りに戦った。
口先の決意や言葉だけではない。実践したのである。行動し、結果を出したのである。
また、先生はこう語っておられた。
「青年時代の歴史が最も大切なのだ。青年は、本部の源流に直結していかねば、大いなる成長はない」
この「学会本部の源流に直結」とは、「広宣流布の師匠に直結」ということだ。
師匠を求め、師匠の指導を命に刻んで戦う。そこにこそ、本当の信心の成長があるのだ。
また、先生は戒めておられた。
「悪人は叩き出すのだ!そうでなければ、学会が蝕まれてしまう。信心とは、邪悪への攻撃精神である」
学会を自身の欲望や野心のために利用しようとする人間は、絶対に許してはならない。青年が、先頭に立って、こうした輩とは戦え!――これが先生の厳命であった。
ドイツの文豪へルマン・ヘッセの言葉を、皆様に贈りたい。
「悩みから力がわき、健康が生まれる」「悩みは、(人を=編集部注)ねばり強くし、鍛える」(高橋健二訳『若き人々へ』人文書院)
悩んでこそ、本当の力がつく。押しつぶされそうな苦悩を乗り越えてこそ、人は本当に偉大になれるのだ。
ドイツの思想家フィヒテは叫んだ。
「然し勇気を出せ!勇気さえ残っているならば、ほかの何物が失せても構わぬ」(宮崎洋三訳『人間の使命』岩波文庫、現代表記に改めた)
勇気だ。勇気で道を開くのだ。青年ならば!
若き諸君が雄々しく立ち上がり、新たな大闘争の火ぶたを切りゆくことを、私は心から念願している。
代表幹部研修会での名誉会長のスピーチ㊤
(2007年9月3日聖教新聞掲載)
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