文学の革新にも挑んだ藤村は、こう記している。
「ほんとうに自分等が新しくなることができれば、旧いものは既に毀れている」「来るべき時代のために支度するということも、わたしに取っては自分等を新しくするということに外ならない」(『千曲川のスケッチ』奥書、岩波文庫)
自分を新しくする――非常に大事な視点である。
環境が変わらないと嘆くより、まず自分が変わることだ。生まれ変わることだ。まさしく、人間革命である。
藤村は「早春記念」と題する一文に綴った。
「おのがじし(=それぞれ)新しきを開かんと思へるぞ、若き人々のつとめなる」(『藤村全集第一巻』所収、筑摩書房)
一人一人が、新しい生涯を開こうと思うことこそ、若い人々の使命だというのである。
若い人の時代である。私は、青年の成長が待ち遠しい。
青年部、よろしく頼みます!先輩は、青年を育てよう!
方面長協議会での名誉会長のスピーチ㊦
(2007年9月6日聖教新聞掲載)
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