星期四, 10月 11, 2007

真剣に学べ!人間を鍛えよ

 ただ、私は、皆さん方の創立者として、大中国を代表する「教育の大城」より、最高に栄えある名誉教授の称号を賜りました。
 「厚き人徳」「学問の錬磨」「高邁な志」、そして「誠実な行動」という卓越した学風を、わが身に深く体しつつ、妻とともに、名誉ある貴大学の一員とさせていただきます。
 まことにまことに、ありがとうございました。(大拍手)
 貴大学の創立は、新中国の建国の5年前。
 それは、残忍な日本軍の侵略が荒れ狂うなか、7人の教師と268人の学生での出発でありました。
 初代の学長であられた郝耀東先生は、学生たちに、こう訴えました。
 ”正義の人が誹謗され、悪に迎合する者が賞讃される。君たちよ、この狂った人間社会の不条理と戦い給え!”
 学問、そして教育の真髄とは何か。それは、人間の善なる英知を引き出し、社会に正義の勝利の柱を打ち立てていくことであります。
 皆さんは、いずれ社会へと出ていくことでしょう。例えば、会社に入れば、その会社の「勝利の柱」を打ち立てていくことです。立派な会社にするために、貢献していくことだ。
 本当の「人格」と「学問」が一体となった人――その人が、勝利者です。頑張ってください!
 私は、これまで企業のトップをはじめ、各界を代表する多くの識者とお会いしてきました。
 本当に苦労し、鍛錬を重ねてきた一流の方は、パッと相手の本質を見抜いてしまいます。 
 例えば、会釈や歩き方など、学生のちょっとした姿を見ても、「この青年は立派だな、優秀だな」「人格が素晴らしいな」と、すぐにわかってしまう。
 大切なのは、真剣に学び、人間を鍛えていくことです。だれに対しても、誠実と真心で接していくことです。
 創価大学は、まだまだ新しい大学である。だけれども、創価大学の学生は本当に立派だ――そう思われるよう皆さんであっていただきたい。
 頼みます!<会場から「ハイ!」との元気な返事が>

陜西師範大学名誉教授称号授与式
創大祭白鳥祭 創価栄光の集いでの創立者のスピーチ
(2007年10月10日聖教新聞掲載)

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